09-8-30

イトウと岩魚2足のわらじ

更新履歴
北海道のイトウと岩魚
北海道のイトウ
北海道の岩魚
書籍 文献紹介
人物紹介
両生類その他
沢登り 冒険
意見感想
プロフィール

知床を終えて次の目的地を何処にするか考えているうちに先週も☂という予報で、またも予定していた入山を中止。今年みたいに多少の雨が長期間だらだら続くと’いじけ’てきちゃまいすね、8月も明日で終わり、先週はなんとか空が持ちこたえてくれたので水の中を覗くことができた・・・。今週は近場の山中へサクラマスの産卵を見に行ってきましたが、途中にある砂防ダムの魚道が土砂で埋まり機能しておらず足止めされていた。綺麗な桜色の婚姻色に染まっていた。でも、しばらく振りに山中深くでビバークできたのは幸せだった・・・ブヨはまだうるさかったですが、朝晩はさすがに寒く水も冷たい秋を感じました。これから冬が来る11月までは諦められませんので天気図と睨めっこ、年内はあとどれくらいできるものか・・。

忙しく車が行き交う国道横切る橋直下の淵、タイヤがアスファルトを擦る振動がゴ~・ゴ~・ン~頭上から絶え間なく水の中まで伝わり聞こえてくる。そこに、天然の岩魚と山女魚が流下してくる餌を待ち構え定位している姿があり、その脇にふと目に留ったのが流れとは反対にこちらを見つめるハナカジカの死骸なんだろうな?前に来たときは生きているのを何匹か見たが今回はこの死んだものだけだった。でもなんだか存在感があった・・・

これからの季節はサクラマスの産卵が始まる。大きさはおよそ25㌢?警戒心が強いヤマメは通常、簡単に近くへは寄れないのに、まったく逃げなかった。経済、貧しい、貧困、数日前の読売夕刊に失業率最悪5.7%!求人倍率も0.42倍・・悪化!どうなんでしょうね?猫の手を借りたいほど忙しく努力し切磋琢磨している???それとも、偉い人だと傍から見られたくて”楽”をしたくて求人しているのか???イトウと岩魚の道を歩み、これまで道内、幾つもの会社を渡ったが、殆どは人を雇うほと忙しいとは思えないし十分な賃金を払える体力も無い。単に良い振りこきたい!言葉悪いようだけど、そんな次元の世の中なのが北海道だろうな・・・

一生懸命頑張る?は、長くは続かないんだから無理することもできず、だからと言って収入仲間感情を優先する「族」ばかりが蔓延っては、お互い痒い所を庇うばかりで能力が認められる社会基盤があるとは?これから先も築けるとは思えないのが現実。どこかの政党の誰だかがこんなことを言っていた”既得権が蔓延る社会”そうなんだろうなあ、日本の技術は凄いと思うけど、Made in Japanが世界で認められる企業、人なんて国内にはほんの一握りなんだろうな・・・そんな機材を有難いと頼って生きている自分もその一人・・・

ウキゴリ。遠くばかり見つめているとなかなかその存在に気がつかない。ぼけっとしているよにみえ、視線の角度を遠くから真下を見ると、居るはいるや、

見つけたので、とりあえず写した?エゾサンショウウオの幼生、ドバミミズに食い付く。8月上旬の日高地方、そのとある林道沿いにある側溝には当年産まれた幼生が無数、確認できた。今年は何故かエゾSの問い合わせメールが多いんです。もしかして北海道に在来するサンショウウオを知らない?だから、そうして姿を消し、幻のなんとかになっちゃうんでしょうね!

タモギダケ。気がつくと知床から北上していた。

今年は雨ばかりで湿度がちょうどいいのか、ここらでエノキ以外のキノコが一面に群生しているのを見たのは初めてだ。ヤチダモ、ナラ、ニレの枯れ木にビッシリと生えている。ところが、手が届くところは地元の方に採られているので、私は高い所にあるものを採るしかな!それで、車に積んである登攀用具の全てを引っ張り出し夢中になって採っちゃいました!でも、さすがに3本の木に登っただけで40㍑袋が三つ満杯になったので、それでやめときました。そういえばキノコで想い出すのは、かつて、出張先の山でマイタケ2株を採り宿に持ち帰り、おかげで2日分の宿代が浮いたことがあった。その時、有難味はなかったんですよねえ・・

母方のおじいちゃんは秋田県からやってきた開拓民だったので、山菜、キノコは達人だったと聞いている。12年前、ムキタケかツキヨタケか?ず自宅に持ち入り、可食か毒なのか判別できず眺めていたところ、それを見たおばあちゃんが無言で選り分け調理してくれたことを想いだす。