カラフトイワナと岩魚が棲む

イトウと岩魚2足のわらじ

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※この画像は当該地域の場所とは違う他の渓で昨年写したもので、今回写した余市川支流のフィルムは現像後に公開できるため次回の内容と前後し紹介することになります。

最近、小学生のころ通い詰めた札幌から近い余市川をよく想い出すようになって、カラフトイワナ(オショロコマ)と岩魚が混生する支流のその後が気になり30年ぶりに友人と覗いてきた。市と余市郡・・村を背中合わせにした地点を中心に日本海へと注ぐ水系と支流は何本あるか、廃坑になった跡や開発により新しくリゾート施設が出来、峠も開通され当時とは随分一変していたのは残念だった。札幌から近いリゾート地のせいか周辺には観光施設が建ち並び、問題の上流へ向かう林道を車で走らせても、目に飛び込んでくるのは”立ち入り禁止”の看板だらけ。当時とは状況が違う、どうかな、もしかしてニジマスが放流され岩魚のイの字も無いほど絶滅しているのだろうか?

林道ゲート脇に車を駐車して、これから歩かなければ行けない行程に備えドライスーツやら水中カメラ機材をザックに詰め込み、友人には食糧を持ってもらい片道12`の行程を歩いた。フキノトウの綿毛が一面を飛び交う初夏としてはここも開幕は遅く、日陰には残雪がありイタドリも1mほどの生長でウドも30cmくらいか。おまけにのっけからドカッと道の真ん中には熊が明朝にたれたもんか糞に虫が集っている。正直、肩身の狭い思いをしている熊がいる山に入るには気が引ける。何故なら人を襲う熊はテリトリーを持てない弱いやつか若いやつに限る。見た目が大きいから狂暴で悪いというものじゃない。人間社会も同じ、病気になったり体力が衰え弱くなってくるとずる≠ュなって悪事に手を染めるか、もしくは賢くなって法の網目を掻い潜り倫理を犯すかをしないと世に蔓延れず食っていけなくなる^0^。喧嘩しようと相手と向き合った時、命欲しくない弱い立場にあるものほど怖いもんですよ!

話が外れましたが、懐かしむのも良いものです。忘れていた余市川の近況は噂で聞くだけで情報も乏しく百聞より一見するしかない。地元の人も”判別”ができない方も多く居ない、いなかったと聞いていたかつての懐かしい支流に潜ると、カラフトイワナ(オショロコマ)が目前に泳いでいた。・・・良かった・・・釣り切られず絶滅してなかった・・・当時と今を比べれば釣りと写真の視点が違うものの、数は激減しているようだが混生しつつ命は繋いでる。続きは次回の更新にて・・・