2012知床No2

イトウと岩魚2足のわらじ

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2012知床No.1

2012年の知床。出艇する時期はいつも盆あたりなのでべた凪!ここウトロ側は幌別川周辺にて、さあ、いざ岬へ・・・。ようやく現像しました。知床ではもうあれから2ヶ月が経とうとする先月下旬では友人と2人、タンデム艇にて日本海と津軽の境にある無人島へと島渡りしてきました。マグロにカンパチ!フグにコブダイ、新たな出合いもあって、そして、この前は北から、また再び戻って一昨日は大きく重たいパワフルなMOイトウに9年ぶりに触れることができました。手元に寄せるまで15分くらいだっただろうか?近日中にアップするとして、後は東へ行けるか思案しているところです。

さてとです。忘れる前に思い出さなければいけません。まず毎年、車をデポさせて頂いている御主人には大変感謝しています。自然遺産、地の果てといえ北海道の小指となる先端部分、近年メディアでは連日クマ、熊、羆と、くま出没に関するニュースが報告されるのは知床?羅臼?の町中に出没するのは当たり前なことだと認識しなければいけないが地元町民も大騒ぎ!世界自然遺産の指定をうけた時点でクマに市民権を与えたことを忘れてはいけない。檻の外にいるのがこちら側か、それとも内側にいるのが私達なのか?これからジワジワと葛藤するんですね・・・それから、カヤックで航行するにあたってより岸際に寄って漕ぎましょう?とありますが、観光船の往来が激しい繁忙期でこれをやれば単独や少数グループの目立たない塊は波高1mほどの波間に姿が隠されいつか事故が起きると肝が冷やひやさせられる。なにせ断崖擦れすれを舐めるように突っ込んで航行してくる小中型のクルーザーと鉢合わせした時は気が付いた相手側が急旋回をしたことによる波が凶器となって浴びせられる。船の先端がこちらへ向いたときは命の危険を感じる。熊よりもこちらの方が恐ろしい・・・

レタラワタラの海浜への上陸は断念。3年前に波けしの堤防が壊れて画像中央に写るのはクマ、何をしていると思いますか?二頭の熊がいることを目視し私が来たことに対しどういった反応をするか確かめながら上陸。その後、カヤックを番屋前まで引きずった船底の削りかす=FRPの粉?に強い関心を持ちしばらくの間、それを舐めていた。そういったことを間近で観察することができるのはここならではだ。この前もNHKで放送されたルシャ周辺でクマと漁師が共存するといった映像は一般的に刺激的な場面に映ったことでしょう。一般車の通行ができない知床林道を歩いて番屋までの間を歩こうと思えばどうだろう?

番屋で働く漁業者は建物の近く周りで作業はするが、そこから離れて林道を歩いて移動することは無いし見たことがない。勿論、この間を通過しようとすれば羆と鉢合わせする接点は避けられない。例えて言うなら建物と道の棲み分けが確立されているとすれば、檻の内側にいるのは私たち人間側になる。・・・