2017春イトウ2

イトウと岩魚2足のわらじ

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争う雄イトウ・・・

今日5月31日、年の始まりはここから・・・周辺の景色は水芭蕉、ザゼンソウ、ふきのとう、行者ニンニクが一斉に芽を吹き、この時旬であるネギを少々いただくには最終日に合わせて採ると遅い。あれから札幌へ戻ると直に太平洋側へと行きシドケ(モミジ傘)採りに奮闘するが、歩いてみて分る通り太平洋側の笹は細く丈が短く葡萄蔓などの障害となる植生が乏しく物凄く歩き易い。そのせいか行者ニンニクを見つけても、いいとこ二枚葉で、とてもじゃないが採れない。釣りキチ三平の舞台となった一帯も同じく人が入り易いことから人災の影響を大きく受けることになる・・・

地球上何処を探してもここ北海道にしか居ない在来野生生物エゾサンショウウオ。春であれば現在は全道各地でそれなりに姿を確認できるが、庶民である私たちがカネ=紙幣に従順である以上、このままだと近い将来、幻のサンショウウオ?なんて呼ばれる時代はそう遠くはないでしょう。価値とは何処に?何にあるのでしょうね?

水芭蕉とコバイケソウ、行者ニンニクが群生する。複雑に形造られた原野の一端にある湿原の一コマながら、ここ一帯の面積を例えるなら東京ドーム1個分以上はあるだろうか?そこにアイヌネギなる野草が群生している訳で仮に、ここ一帯に自生しているネギをカネと換金しようとすれば幾らになるか?その幾らになるかどうか定かではない通貨と換金するために採り尽くしたとなればどうだろう?多年草で3枚葉となるを上手に根を残し茎から切落としたとしても、翌年に芽を出すのは一枚葉からで花も咲かず種も落とさない。これを繰り返すことで、いずれは根絶してしまう。特に湿原で自生するネギは茎が長く甘みが際立つ・・・

越年幼生。これが居るということは水が通年、枯れずにあるということですね・・・地元の方々からいろいろ情報を頂くのですが、幼形成熟とは未だに対面していません・・・

7月上旬までは根曲り竹のタケノコ採りに没頭します・・・