イトウ2020-3

データ・思い込み?

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イトウと岩魚2足のわらじ

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通りすがりの写真、特に水中では写したくない。この場面は北向きの沢、この川色を見ればご理解できるようにほぼ平水。ここ周辺全体の枝沢、南も北同様に山頂の残雪量、水温3.5℃気温は日中で一桁は同じ状況だった。この時はてっきり下りイトウだと思ってたんですがもう一匹上流側の淵に雄を確認していたので、やはり人は都合の良いように”思い込み”をする?例えば今年はこうなると予測していた?これなんです私たち人間が勝手に予測する誤解が・・・この日より2日後、5㌔上流で産卵が始まる・・・

私とイトウで会話ができたならなんの問題もなく今年はどうなの?来年はどうするのさ!えっ?ちょっと遅れる?いや早くこようかな?何匹でやろかな?今回は1匹?いや2匹がいいとこかな?っと聞けば良いだけですが日本語か何語かの言語で意思疎通できませんので、ではお互いを傷つけあうことせず、申し訳ないがこちら人間が一段高い位置から観察という目線から理解を求める手段をとるだけです・・・

よくメディアが訪れる場で報道される(仮名称)一大支流は本流以上に多くのイトウが産卵する為に使われる場で、皮肉にもここに集まる人間の数も多いことから私は2010年を境にフィールドの場として除外しています。その決定的な要因は2005年から多くの時間を費やしていた”これも仮称(熊越えの沢)で、何が原因かは不明ですが2010年を最後に011、012、013、014までの4年間までに一匹もの産卵の為に遡上するイトウを見なくなったからです。産卵で使われなくなった原因は不明ですが明らかに人災であることは明らかです・・・それと、これは私だけじゃないと感じてますが純真な気持ちで長年見つめてきた場に、ある日突然、データを集めに来た”ど羊”たちが土足で集まってくるんですから悲しくなりますよね・結局この人たちは何もできずに荒らして去っていくだけす。御免なさい口が悪くて・・・

ここで思い出すのは2002年だったでしょうか?イトウと言えば草島清作さんに会う為に某会に行った時、会員以外の参加者が10人いたでしょうか?お互いの自己紹介をし会話を進める中、ある一人の学生さん?がデータがどうのと話し始めた・・・ああ?データね・・科学的な数値がどうのと×▽なぺちゃらくちゃらなんたら・・・そうね?羊なんだから羊飼いを求めてさ迷っている子なのだが、この子に社会的に経済的な結び付きのある対象ではないイトウの価値を、更には今後は新しい秩序に世界は変わるんだよと問いただせる空気ではなく^~^!、なんだったら永遠のベストセラー”聖書”という書物があるから何か迷える問題があるのなら是非、人類の歴史を読書してほしかった・・・で、その状況で私が発した言葉は草島さんに会う為に今日ここに来ました・・・と口にした。

その後、ご自宅の住所を教えてもらい、何時でも御用があれば遊びに来てくださいと言ってくれたのは私の人生の宝です・・・この世で人の顔を見てイトウに見えたのは草島さんだけです・・・