2021知床(東の果て)2

イトウと岩魚2足のわらじ

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2021年、一番良い季節を選んでここへ来ています。空が近いんですよね・・・

タンデム艇の良いところは、おしゃべりしながら2人の力を一艇に集中し漕げる事、それ以外の問題は荷物が制限されることです。タンデムとシングル艇のサイズも長さ幅にしても10cm前後しか差がないことを思えば出来ればシングル艇で挑みたい・・・

通称”滝の下”・・・は、ここウトロ、羅臼側を含め合わせて2箇所あります。番屋はまだしっかりしてますが既に使われておらず年々少しずつ風化しています。世界自然遺産の枠を外れた発想からすると、ウトロ側にあるここは半島で一番美しい所で漁業の拠点にするより宿を構えて観光地にしたら凄いでしょうね?・番屋の側から見上げる滝は壮大で、道路が無く電線、光ケーブルは勿論の事、インフラが無い原生の自然が半島周辺に広がっている場は正しく”世界自然遺産に相応しい所だ”

A氏カラフトマスを釣る。

我らがここへ来る最も重要な目的は人生を楽しむ事、遊びではありません。それは、人力だけでここまで来る危険、羆を中心とした野生動物との関わりに神経を使い、もしかすると命さえ奪われる場であるここはインフラ社会では経験できない時間が過ごせる。

今年はフカセ仕掛けをメインに釣りをしました。当然ながら食べる以外はリリースですが今回、痛感したのは釣りは欲と意欲だけでは思い通りにならないことを思い知らされました。それは、インフラ領域と違い常に”群れがそこに居て”目視だけでやる気が満たされることでしょうか。ところが実際は違い、市販される仕掛けで挑む私は2時間ほどで2匹しか釣れないところ、A氏は10倍以上の鱒を掛ける腕前で、まず第一は季節、二は”仕掛け”といった知恵がないと結果がだせないことは明らかでした。来年こそは良い釣りをしたい・・・

毎回、繰り返し述べるように、ここへ動力船で来ても何も”幸せは満たされません”地球上で人体を超える機械は未来永劫、人が創ることはできないからです”・・・