回帰録2007−5

イトウと岩魚2足のわらじ

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イトウ2007-011-1

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野生を保つ良い川に立ち込み、良い海に入った時に感激するのは、力強い水圧と、そこへ集まる生き物達の鼓動。圧倒的な生命力を肌で感じた時に思うのは、底知れない豊かさへの目覚めと憧れ、またいつか、次も何度もとそこへ挑戦する探求心と積み重ねが自分を育て、見る目を養ってくれる。そんな力強く豊かな野生は、今、正に底をつこうとしていると、現状がそう警鐘しています・・・。

自然とは基本であり原点ではありません!どこかの無智がそうではないと吐き捨てるのをたまに何処やらから耳にするが、実際はそうじゃない。世の中、本当に雑音が多く、真を聞き取ることは困難だが・・・

イトウをいつまでも釣りたいと願うなら、本来の良い川を知らなければならない。悲しいながら、今の北海道には一つも無い。可能なら海外に出て本当の川を見ることも必要だと思います。良い所へ案内する旅行会社やガイドは評価に値します。安くはありませんよ!ですが、何故なら本来の川の姿が在る所に客を案内するのだから、反面、行って初めて自分の国がどれだけ崩壊しているか教えられる。そこに民主的社会への問いがある・勿論、全ての資源も日本と比べれば比較に足らないほど豊な超一級の野生がそこに在り、行って初めて本来に開眼する人も少なくない・・・そして、枯渇し続ける北海道のイトウの現状を理解できれば、これを糧にする行為には至らないはずで、事実に意識を傾ける・・・

技術は一つ間違えると崩壊させるが、資源は一定以上、保ってさえいれば次世代まで心と胃袋を潤おしてくれる。しかし、今の日本には技術しかない。元々資源が無いんじゃなくて、北海道はこれまで、ただ安直に自然の恵みである資源を換金だけで貪ってきただけなんです・・・民主的社会とは必ずしも安定確実?ではなく、道の歴史背景から継続される開発、建設関連は公共事業となる道路、砂防などに付随した技術と国家資格(免許)を取得するに関係した生き方を選ばずにはいられない死活問題に逃げ、その基盤を築き上げた先人に責任があることは否定できません。

人は皆、願った人生を送れるものではありません。歌を唄ったり、ものを書いたり演技をすることで生活の糧を得ることはほんの僅かな人達だけ、本来の資格とは、あなた1人しか持っていないもので、誰からか与えられるものではなく、自ずから生み出し評価されるものです。例えば歌手、美空ひばりさんだけが持つ「資格」。この人、その1人にしか与えられないものが本来の資格であり称号なんです。だから、そう言う意味で誰でも持っているものは資格じゃない!誰でも持っているものは講習修了書でしかない。自分の親もそうですが、古い人と言ったら怒られるかもしれないが、社会とは言え誰もがやっていることを後追いしても、その先には低価格競争しか待ち受けていないはずでは?でなければ、規制を設けて蹴落とすしかない・・・

話は外れますが、特別先行上映にて6月2日で観た「300 スリー・ハンドレット」は血が沸くほどの興奮があった。今日、9日から公開しているが、3年ぶりに心に残る作品が観れました・・・・・今年では最も観るに値する映画です。

敬一さん宅の畑で栽培される行者ニンニク。2年前よりもさらに肥えて育っていた。

近年は山菜人気が高く、私の身の回りでもアイヌネギ・ネギと口にする。天然でしか出せない味、食感がある以上、昔、憶えるトマトの味が懐かしい。

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