07初夏

イトウと岩魚2足のわらじ

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北海道のイトウと岩魚
北海道のイトウ
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シュワあ〜って、頂きから集められた雪解け水と、川底の亀裂から吹き上がる炭酸水、豊富な酸素からなる泡の向こう側にはサクラマスがピシッと、弾丸のごとく泡に突き刺さり、正面に回りこもうと側へ寄るも、この時期、外気温度29℃でドライスーツの中身はセーター、長時間、水に浸かるメガネの中は鼻水でいっぱい、周りの石と同化するまで辛抱するファインダーごしに覗く首もパンパンになった。7月初旬で既に薄っすらと婚姻色に染まるこれも、秋になれば燃え尽きてしまう。北海道の本格的な夏を前に下流〜上流域の水界を覗いて見た。

ここは北海道のとある温泉水が流れ込む川。つい最近、とある局の番組で・・・J横田さん夫婦が出演し紹介された秘境の温泉がある所です。その側を流れる水界での一枚で、肝心な部分を伏せての放送は、マイナー向けな番組ながら良い心意気だと思います。ただ、かつて名所として知られていた流れの淵沿いに噴出していた天然の泉脈が、残念なことに、新たに道路を開通した工事の影響で今は枯れてしまったようです。

今年はやっぱり水が少ないですね、それでも凄いでしょう!水深2m弱、どこを覗いても川底にべったりと貼りつき!微動だにせず定位する群れは海から遡上してまもない岩魚たち=雨鱒。全ての淵という瀬に最低でも20〜40匹、サクラマスと比べてもはるかに巨大なものばかりで、直面する圧倒的な存在感、その迫力に1人ながらにドキドキでした・・・

顎を壊された山女魚。この状態で盛んに流れてくるエサを飲み込もうと、何度もアタックするが・・・

春から7月まで・・・。今回はとりあえずの更新になりましたが、春でのイトウ回帰録の続きなどいろいろは、時間のある時に紹介したいと思います・・・今年は自由な時間がたくさんあるわりには自分に忙しく?といったところです。