07年総集VOL.1

イトウと岩魚2足のわらじ

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北海道のイトウと岩魚
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07年総集VOL.2

今年、8月下旬。ピカピカの1年生になったばかりの親戚の子、とは言っても、自分からすれば甥と呼ぶほど以上に可愛い。北海道の真夏終りに東京からやって来た目的は、初めての夏休みでムシとりとザリガニ採集、それと魚釣りをするため。今度、こんど!と子供に口約束したら、実行するまでいつまでも要求してくるということ、もう忘れてるだろうな?と思っていたのは、東の果てで散々休みをとっていたしわ寄せを、一緒に働く皆さんのためにこれから修復していかなければいけない時に、まさかのタイミングでやってきた。

来ちゃった!・・・セイちゃんわすれてない?ムシとりとザリガニとり!と、子供のくせに携帯メールの扱い方を早くに覚えて、・子ママ=おばあちゃん・に連れられて札幌に到着して早々連絡をくれるのは嬉しいけど、言ってしまったことをどうやって実行しようか?

そんなこいつの母親は・・・まあ、このサイトは見ないだろうで言うと、ガサツでズボラ!女?だったのかと気が付いたのは、この子を産んだ時が初めてでだったか、こいつの頭の形や目鼻立ちから声までもあいつとそっくり瓜二つ、こうも似るものかと全てに驚くのは、さすがに親子なだけある。そう言えば、いつだったか、この母親が高校生になった頃か、学生服以外、普段はズボンとジャージしか着ていないのを見て、自分ながら何を思ったのか、妹のようなもんだし、年頃だろうからそろそろ女らしくなってもらおうかと、一度だけ誕生日に花柄のワンピース、確か7万うん円はするを買ってやったことがあった。その時は自分も十代の終りで貯めていたバイト代も残ってっいたことだし、えらい高額な出費だったので嫌でも憶えていた。後で聞いたところ、袖の長さが少し短かったとかで、その母親が着ていたそうな。なんてことがあったのを想い出すと、本当によくこんなに可愛い子供を産んだものだ・・・身内とは血縁関係があるかどうか・

仕事を終えて午後8時に帰宅すると、長靴とジャンパー、下着の替えをリュックサックに背負い、身支度を終えて私を待っていた甥が玄関から飛び出し、遅〜い、おそいよ〜早くいこうよ〜とはやし立ててきた。よし行くか!目的地まではおよそ3時間、子供が起きていられるわけがない。ちょといじわる言って、キャンプしたいんだったら寝るなよ!ねたら車中泊にするぞ!と脅すと、眠たいのに頭をグルグル回しながら睡魔と闘って助手席に座る姿が可愛らしい。

ウソだうそ、大丈夫だから安心して寝てろ!着いたらテントで寝ようなと言うと、着いたら一緒にテント張ろうね?起こしてよ!といってくるが、午後10時過ぎに到着したときは自分も眠たかった、早々に1人でテントを張り、こいつを車から降ろし寝かしたときの一枚。朝、起きてきたときは大変だった、どうしてテント張るときに起こさなかったのかと・・・

普通、子供というのは、友達同士で遊びを開拓してゆくものだが、今の日本でそれだけ遊ばせてくれる生き物達、自然はほんとうに乏しい。三つ子の魂なんとやら・・・さいわいなのか?クワガタもカブトムシもゴキブリと一緒と認識する母親の気持ちを察し、持って帰るとは言わず、全てをもと居た箇所に放した。

たった数十分で随分と沢山のニチザリが捕れた。自分が子供のときは札幌近郊でも珍しかったなあ、去年、いつも気にかけていた思いでの場所にいって探してみたが、一匹も確認できなかったのは悲しかった。

07年総集VOL.2