イトウ2019 p-3

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イトウと岩魚2足のわらじ

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イトウが人の手助けを受けずに野生として子孫繁栄している一帯には地勢上においてダム、砂防ダムによる影響が最小限に止まっている段階でこれ以上建造する必要性がないから現状が維持されています。なので余計なことで騒ぎ立ててはいけない・・ここ周辺においては復活?がどうのというレベルではなく現状維持、若しくは今が50%なら100%あった現状に近付けることに気が付けるかがこれから先の〝令和〟の時代だと思っています。

今年は物足りないシーズンに終わり燃焼しきれず山菜採りへと進みますがまずその前に、上記画像のペアが位置する流れの数メートル上流側と下流側にもう2ペアが産卵行動をしていて一番したの下流側で観察していると上流側で巻き上げた砂と泥が流されてたちまち濁って写真どころではなくなる。今年は水が少ないゆえにさらにイトウもやる気がなくだらだら日没までのしばらくの間、産卵行動をし明方から開始する行動は意外と遅い時間から動き出す。雪代水の出方が肝心で、そのタイミングを見計らい行動に移していることが明らかだ・・・このイトウの産卵を25年間観察し年齢を重ねる都度に気温と水温の低さに体が堪えますね!それを思うと以前、〝サケ帰る自然河川〟を公開した当時を振り返ると、あの時と同じ忍耐で向き合える体力は今衰えている。水中写真は格闘技術?と言わんばかりに体力を必要とします。因みに当HP開設以来、一番反響が大きかったのが’サケ帰る自然河川’でした。特に東北から北海道在住の方々からたくさんのメールを頂いたのは意外でした・・・

一番下流で堀を起こしていたメスが数メートル上流側で堀を作るペアの元へ上がってきた。何故なら、なかなか産まないメスに痺れを切らし気が弱く気が短いオスが見切りをつけ早く種を付けられるメスとの間を行ったりきたりとする中に、やる気のあるメスにオスが留まりいざ産もうとした下流側のメスが、ほら産むから戻ってきて!といきなり他メスが掘る場に乱場しエッグポケットを作る仕草を見せ誘惑しオスを誘う。DNAを解析するより身体を表現する姿を観察するほうが・・・